STARGAZER
少年天体観測とペットボトルロケットが好きな高校生
知識はあるが、自分から人生を動かすタイプではない。父は九州で宇宙開発の仕事に就いており、母は幼い頃に病気で亡くしている。
飛ばしても高く上がらない、まっすぐも飛ばないロケットの記録を、それでも毎晩取り続けてきた。
星の少女との出会いをきっかけに、見る人から、手を動かす人へ。そして、決断する人へ。
見上げるだけだった少年が、星図の外へ出る。
登場人物
STARGAZER
知識はあるが、自分から人生を動かすタイプではない。父は九州で宇宙開発の仕事に就いており、母は幼い頃に病気で亡くしている。
飛ばしても高く上がらない、まっすぐも飛ばないロケットの記録を、それでも毎晩取り続けてきた。
星の少女との出会いをきっかけに、見る人から、手を動かす人へ。そして、決断する人へ。
見上げるだけだった少年が、星図の外へ出る。
VISITOR
地球の文化を何も知らず、自動ドアにも自販機にも本気で驚く。自分の船なのに、整備の知識はそれほどない。
初めて見るものを片っ端から楽しみながら、この星を好きになっていく。だが彼女の身体は、地球の環境に適応できない。
最初は「故郷へ帰りたい」と思っていた。けれど帰還の日が近づくにつれ、彼女はひとつの矛盾を抱えることになる。
帰りたいよ。
……でも、離れたくない。 出発前日「水族館」より
ENGINEER
あらゆる分野に異常に詳しい早口の男。異星船を前にした瞬間、人生最大のイベントが始まる。
船が飛べる状態になる頃、異星文明の船体には地球製のボルトと銅線と補修材が混ざっている。
純正部品がないなら地球規格で代用する。
POWER
怪我で競技を諦めた過去を持つ。重量物の運搬や危険作業を引き受ける。
「行きたかった場所へ行けなかった」人間だからこそ、仲間が未知へ進もうとするとき、迷わず背中を押す。
WITNESS
少年が昔から星好きだったことを、誰よりもよく知っている少女。彼が少しずつ変わっていく姿を、最も近くで見ることになる。
出発の日、彼女は星の少女にこう言う。
「ちゃんと返してね」
「私を?」
「あいつを」
SYSTEM
規約と手順しか口にしない、船の管制システム。少年たちに修理の指示を出し、航路を計算し、事務的に事実だけを告げる。
この物語を、最初から最後まで見ている。
有人航行時、自律操縦は許可されていません。
FATHER
息子が異星の少女と宇宙船を抱えていると知り、まず数日、頭を抱える。
そして、口下手なまま、自分にできるやり方だけで息子に関わろうとする。